ふるさと佐久


by newport8865
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おきはぎのみこと OR オキハギノミコト

新海三社神社の主神 おきはぎのみこと を googleで調べてみたところいくつか興味深いサイトがみつかった。

◆八千穂(佐久穂町)でセミナーを開いている方の面白いサイトがあった。
日本地震予知協会Webサイト ~雲にきこうよ~以下、神名の漢字表記は原則としてこれによる)の子興波岐命(オキハギノミコト)が
建てたという新海神社に残っている。このように諏訪神社と深いつながりがある新海神社
からは、旧暦の正月頃に蓼科山頂に日が沈むのが見られる。 ...

◆このページは普通の旅行記かと思っていたが、「直さんの『中央構造線と古代史を考える』という壮大な仮説ページのうちの一ページだった。
新海三社神社佐久の新海三社神社は、佐久地方を開拓したといわれるオキハギノミコトを主祭神と
してまつっている。 オキハギノミコトは諏訪神社に祀られるタケミナカタの子供である。
タケミナカタは、オオクニヌシノミコトの子供で、天孫族の出雲の国譲りの争いに抵抗 ...

古代鉄関連の地名 その1 には 砂鉄に関係のある地名として 「須坂」、ダイダラボッチが産鉄関連の民話とされている。

また、佐久の茂来山(もらいさん)については、「茂来山(モライサン)鉄山遺跡 : 江戸時代に経営された製鉄跡」として紹介されており、諏訪の守屋山(モリヤ、モレア、守屋、守谷、守矢)を想起するという示唆的な記述があった。モライサンは、蓬莱山(ほうらいさん)に似ている山名くらいに思っていたのだが、モリヤの当て字という指摘はなるほどと思う。

文明・技術の主要な要素である道具:石器(縄文時代の黒曜石の産地は諏訪に近い和田峠の星糞遺跡など!)から、金属器への進歩・伝搬と、古代の神々の征服・被征服神話・伝承には確かに何らかのつながりがあるだろう。出雲の荒神谷から大量に出土した銅剣。その後の製鉄によるより優れた道具である鉄器。狩猟採集経済よりも定住農耕経済の方が人々の生存に有利という判断はあったのだろうが、優れた道具・武器を持つ人々により、劣った武器を持つ人々が侵略・吸収・追放されたという歴史でもあるだろう。

諏訪神話は次のように解釈することも可能だろうか?
モレヤ神(ミサグチ神)を奉ずる縄文系の石器を道具としていた狩猟・採集のグループが古くから諏訪の地に住んでいた。諏訪湖の後背地である八ヶ岳の西南麓の豊富な縄文遺跡群。和田峠の黒曜石。

その人々が、出雲・安曇系?の銅器を用いるプレ弥生系?農耕グループ(タケミナカタノミコト、オキハギノミコトなどがシンボル)に侵略・吸収され、この農耕グループが大きな勢力を持ち、周囲の地方(佐久も含む)を侵略・吸収していった。

そこに、いわゆる天孫系の鉄器を用いる弥生系の水田農耕グループが九州、畿内から勢力を伸ばし、ついに出雲・安曇系の諏訪の勢力と衝突し吸収。鎮魂のために諏訪神社に前勢力のシンボルであるタケミナカタノミコトなどを祀った。前代の勢力は、荒ぶる神として祀らなければたたりをなすものとして神鎮め儀式を行なったのではなかろうか?ただし、古いモレヤ神信仰も消滅せずに継承され、それが諏訪大社に残る、御柱の祭儀として今に伝わっているのではなかろうか?


ところで、オキハギノミコトが佐久の「開拓神」とされているということは、農耕技術の伝承者ということにもなるだろう。佐久は、600mから1000mにいたる高地ではあるが、千曲川の沖積地で、水利も比較的よいため、相当古い時代から土地を開拓し畑や水田が開かれていたのではないかと思われる。新海三社神社も諏訪大社とパラレルで、先にミサクチ神が祭られ、その後オキハギノミコトをシンボルとするグループにより農耕がもたらされ、その後やは天孫系のグループにより水田農耕がもたらされ、オキハギノミコトグループを神社に祀ったということかと思われる。

新海神社の謎長野郷土史研究会機関誌
「長野」第211号(2000年5月) (500円)在庫あり 注文のページ

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(口絵)善光寺式黄金仏
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by newport8865 | 2006-01-12 20:10 | 神話 伝説 昔話