漫画『美味しんぼ』第101巻『食の安全』に佐久市、佐久穂町登場
2008年 03月 08日
ちょうど、中国製冷凍餃子への農薬混入が問題になっている昨今なので、まさにタイムリーな『食の安全』の号が発売されて、購入した。これまでの外国産農産物、狂牛病、食品添加物などの問題を扱いながら、これからの希望の持てる話の一例として、長野県の新規就農里親制度(今回初めて知った)を利用して、若い世代の人が、佐久市や佐久穂町で就農を始めたことが紹介されていた。
長野県は、農業が盛んではあり、特に野辺山高原一帯は高原野菜の一大産地、佐久穂町付近も菊などの園芸が盛んだ。
私の父母も佐久の農家の出身なので、農業の話題は昔の苦労話と豊かになった今との対比の話が多いが、農家の生命の根幹を担う食品を生産、供給する側としての責任は改めてクローズアップされてきているように思う。
この『美味しんぼ』で書かれていたが、とにかくバブル崩壊後の低成長下の日本では、安いものを求めてきたが、それが逆に労働者の賃金上昇を阻んだ結果、この数年の好景気と呼ばれた時代でも、収益の分配率が欧米に比べてあまりにも低すぎる状況を招き、内需は低迷するという状態になっている。その理由のひとつとして、中国やアジア諸国から、経済格差を基にした不当に安い値段の食料の調達があった。これが、餃子問題でも改めて注目されている。
なかなか読み応えのある漫画だった。
長野県は、農業が盛んではあり、特に野辺山高原一帯は高原野菜の一大産地、佐久穂町付近も菊などの園芸が盛んだ。
私の父母も佐久の農家の出身なので、農業の話題は昔の苦労話と豊かになった今との対比の話が多いが、農家の生命の根幹を担う食品を生産、供給する側としての責任は改めてクローズアップされてきているように思う。
この『美味しんぼ』で書かれていたが、とにかくバブル崩壊後の低成長下の日本では、安いものを求めてきたが、それが逆に労働者の賃金上昇を阻んだ結果、この数年の好景気と呼ばれた時代でも、収益の分配率が欧米に比べてあまりにも低すぎる状況を招き、内需は低迷するという状態になっている。その理由のひとつとして、中国やアジア諸国から、経済格差を基にした不当に安い値段の食料の調達があった。これが、餃子問題でも改めて注目されている。
なかなか読み応えのある漫画だった。
by newport8865
| 2008-03-08 14:51
| 雑談