ふるさと佐久


by newport8865
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カテゴリ:食( 1 )

佐久の日本酒

佐久は、最低標高がおそらく600mをくだらず、川上村や南牧村などは集落のある標高が1000mを軽く超える高冷地だが、旧称で八千穂村、佐久町あたりから臼田、野沢、浅科、小諸の御影新田まで美田が広がり、米作地として、隣国の群馬県まで米を「輸出」していたほどだったという。

八ヶ岳からの豊富で良質な美味き水、美味き米があれば、当然美味き酒が醸されることになり、いずれも小規模な酒蔵ながら、佐久地域には古くから続いている酒蔵が多い。小さい酒蔵だが、「夏子の酒」で書かれていたような大手酒造会社による樽買いや酒蔵閉鎖にもあまりならずに、けなねげに続いている。

http://www.dynax.co.jp/sinsen/sake/js_e.html

http://www.townfan.net/TownFanNet_saku_sake.htm

前の記事で書いたが、数年前の年末に帰省したおり、地元企業に勤務する弟が会社の同僚からいただいたという「寒竹」という日本酒を初めて飲んだのだが、その旨さに驚嘆したことがある。

南佐久では、旧八千穂村(現佐久穂町)の八千穂駅近くの黒澤酒造の井筒長。これこそ、父の故郷近在の酒蔵であり、故郷の酒と言っていいだろう。この黒澤家が地元の銀行八十二銀行の発祥の元の一つと聞いたことがあるので、酒蔵は地域の資本家だったのだろう。

旧臼田町の橘倉酒蔵は、佐久の政治・文芸の名門井出家が経営する。(この酒は飲んだことがない。)

その他、初鶯など文人墨客が愛すような名前の銘柄が多い。

実家の近くは、比較的大きな酒造会社の千曲錦酒造がある。

全国的に有名な酒蔵はないようだが、私が子どものころからほとんどの蔵がそのまま続いている(?)と思うので、需要と供給がそれなりにつりあっているのかも知れない。

私の高校時代の友人も「酒呑み百姓の会」なるユニークな町おこし的団体を立ち上げ、自分たちで酒米を栽培し、小諸の地元の酒蔵に特別に仕込んでもらったということを聞いたことがある。佐久の伝統を継ぐものかも知れない。

獺祭のように有名になってほしいとは思わないが、醇なる酒はこのまま永らえてほしいものだ。
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by newport8865 | 2015-09-16 07:00 |